ボディーイメージとは誰もが持っているもので、無意識に作り上げた自分の体に対するイメージのことです。
ボディーイメージはその人の育った環境、文化、教育、世代、習慣にしている趣味や運動、知覚、感情、考え、他の人に言われた言葉等で形成されます。
ボディーイメージは絶えず変化していきます。
ボディーイメージと実際の身体は一致していないことがあります。
例えば、自分では真っ直ぐ立っているつもりでも実際には右に傾いている。それがパターンとして定着してしまうと、筋膜はその状態で固着します。筋膜は身体全体を覆っているので一箇所の固着は身体全体に影響します。
そうすると自由な動きが出来なくなり、身体パフォーマンスの低下や痛みや不調の原因になります。
ロルフィングは筋膜の制限をとるだけでなく、固有受容器を通じて実際の身体の感覚(ボディースキーマ)を感じられるようになります。
無意識に作り上げた自分のパターンに気づき、知覚や動きを通してボディーイメージを変えることで、自然で自由な姿勢や動きが出来るようになります。